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西田宗千佳のトクする家電生活

2007年07月24日

■わざわざ2台目として持つ人が増えている理由は?!

今年5月以降、ソフトバンクは絶好調。新規契約数がドコモ・auを抜いてトップになり、各機種の販売も好調だからです。2006年10月に「ボーダフォン」から「ソフトバンク」へ変わるまでは、「MNP後にはドコモ・auに顧客が逃げて、消えてしまうのでは」「ソフトバンクになっても、魅力的な端末が出ないのでは」などと言われていましたが、いまや状況はまったく違います。

好調の理由は、料金プランと電話端末の商品性にあります。ソフトバンク同士ならば、夜9時から深夜1時以外は話し放題で、しかも月額基本料が980円という「ホワイトプラン」が人気で、しかも、バリエーション豊かな端末があることが、他社利用者にも受けています。最近は、「ソフトバンク利用者と話すために、専用回線として持つ」人も増えているようです。端末価格を毎月分割で支払う制度を併用すれば、初期投資ゼロでかつ、通常ならば、月額2000円から3000円で済むのが魅力でしょうか。

■選べる74商品…なんでこんなにあるの?

となると、気になるのが端末の選び方です。実は、カラーバリエーションまで含めると、今夏の新機種だけでも、なんと74種類もあります。これは、主要3メーカー中最大のラインナップです。

といっても、よく見ると、「全然違う機種」というのは少ないもの。シャープや東芝など、複数の機種を提供しているメーカーの場合、デザインやワンセグの有無などで差別化が行われているだけで、中身はほぼ同じ機種、というものが多いのです。例えば、シャープの「814SH」と「815SH」、「913SH」と「816SH」、東芝の「814T」と「815T」は、ほぼ同じ機種のバリエーションとなっています。携帯電話は毎日持ち歩くパーソナルなもの。それだけに、デザイン面で様々なニーズを満たそう、という意図が現れたものといえるでしょう。一方、GPSに対応した機種は他事業者に比べ少なめ。こういった機能を重視する場合、選択肢は「912T」だけ、ということになります。

■74商品の秘密、それは「選びやすさ」のためだった!

そんなソフトバンク携帯の中でも、現在一番人気なのが、ワンセグ搭載の「912SH」。シャープのいわゆる「AQUOSケータイ」最新モデルです。元々AQUOSケータイは、ソフトバンクが同社の「切り札」として投入した「905SH」から始まったもの。今回で第三世代となり、完成度も高まっています。液晶の解像度が800×480ドットの「WVGA」となり、メールやウェブがとにかく見やすくなったのが特徴。高価なハイエンドモデルにもかかわらず、売れ行きは好調です。

次に注目なのが、やはりシャープ製の「913SH」。ワンセグ搭載であるにもかかわらず薄く、表面に一つもキーが露出しない、すっきりしたデザインのスライド式携帯です。ワンセグが不要な人には、同じ機能を持つ「816SH」がおすすめです。こういう選び方ができるところが、ソフトバンクの特徴といえるでしょう。

■高速通信が可能な機種も多い!

912SH・913SH・816SHの3機種は、「HSDPA」という高速通信に対応しているのも魅力の一つです。東京都23区内などの対応エリア内では、従来比10倍という高速な通信が可能であるため、ウェブの表示にかかる時間が速く、快適に使えるようになります。この機能はドコモでも採用されているのですが、ソフトバンクはドコモに比べ採用機が多いのが特徴。今夏モデルの場合、「810P」「GENT 812SH s」「814T」「815T」以外の機種すべてで高速通信に対応しています。

■機能よりも見た目重視な人用も

ソフトバンクは、他社に比べ「薄型」にこだわっているのも特徴です。その分、バッテリー持続時間が犠牲になっているのも事実なのですが、実用に支障が出る範囲に収まっており、大きな問題ではないでしょう。ただし、「長時間ワンセグが見たい」「一週間は充電なしで使いたい」という人には向きません。

薄型モデルの中でも、特に注目なのは、松下の「810P」です。スライド型携帯は、液晶面とキー面の段差が大きく、薄型化が難しいと言われていましたが、810Pでは、キー面が液晶面に潜り込むような構造になっており、段差が極端に小さくなっています。そのせいか、まるでストレート型の端末のように、薄く、持ちやすい端末になっています。

折りたたみ型の場合には、チタンボディ採用の「814T」がおすすめです。機能面では、他機種に比べ見劣りする部分もあるのですが、チタンの持つ高級感のある質感、そして薄さは、「電話だけでシンプルに使いたい」大人にぴったりです。

■携帯で文字を打つのが苦手な人に

そしてもう一つ、ソフトバンクならではの特徴といえるのが、フルキーを搭載した「スマートフォン」です。パソコンと連携し、スケジュールやオフィス文書の閲覧・編集などが行えるのが特徴です。一般には、モバイル機器にこだわるマニアやビジネスパーソン向けの機種ですが、もちろん一般の人でも使えます。特に、「メールはしたいけれど、携帯のテンキーは苦手」という、ケータイ世代より上の方におすすめです。スライド型の「X01T」もありますが、特におすすめは、片手で持てる「X02HT」です。

豆のようなキーボードで、「これで打てるのか」と思われる人もいるでしょうが、実はこれがなかなか使いやすいのです。着メロサービスやゲームなど、一般的な「ケータイ向けコンテンツ」はほとんど使えませんが、「パソコンを持ち歩かず、メールをガンガン使いたい」という人には最適な電話、といえます。


 


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